お知らせ
2025年7月12日
ヨガと整体の視点から考える腰痛の予防と回復|福岡市博多区での臨床実例より
運動能力と予後の関係性
おはようございます。今回は、私自身がトレーニング中に経験した急性腰痛を通して得た2つの大きな気づきをご紹介します。まず一つ目は、「怪我の治り(予後)の良し悪しは、その人の運動能力と深く関係しているのではないか」ということです。
腰痛発症から2日間、自分でも驚いたのは、咄嗟の動作や急な動きの際、無意識のうちに“痛みの出る動作”を回避できていたことです。これは、自身のトレーニングやヨガの習慣を通じて、身体の感覚や運動能力が自然と高まっていたからだと実感しています。自慢ではなく、あくまで客観的な事実として述べています(笑)。
治療家として考えると、患者様の運動能力や身体感覚を向上させることで、私たちの治療の効果もさらに実感していただけるのではないかと再確認しました。ただし、その具体的な方法については、まだ模索中です(笑)。
前面ストレッチの効果
二つ目の気づきは、「腰痛治療においては腹部へのアプローチが非常に有効である」ということです。今回はせっかく自分自身が怪我をした機会を活かして、普段お客様には試せないような施術やストレッチを自身の身体で色々と試してみました。
その結果、特に腹部前面を伸ばすストレッチが非常に効果的であると実感しました。腹直筋・腹斜筋・大腰筋といった筋肉群を意識的に伸張させることで、腰部の圧迫感や筋緊張がかなり緩和されたのです。
ただし“感覚”がカギになる
とはいえ、これをお客様に施術として還元するとなると課題があります。というのも、腹部前面のストレッチは「腰を反らせる動作」が伴うため、誤った姿勢で行ってしまうと、かえって腰痛を悪化させてしまう可能性があるのです。
ここで大切になるのが、第一章でも触れた“身体の感覚”です。ヨガの場面でもよく見られることですが、「胸を開く」「首を伸ばす」といった指示の際、感覚のつかみにくい方は代わりに「腰を反らす」「肩をすくめる」といった代償動作が現れます。
だからこそ、私たち施術者がケアするだけでなく、患者様ご自身の身体感覚を少しずつ育てていけるような関わりが大切だと感じています。
本日もご予約空いております。
腰痛だけでなく、慢性的な肩こりや姿勢の悩み、自律神経の乱れなど、どんなお悩みでもまずは一度ご相談ください。
身体の感覚を磨きながら、根本改善を目指す施術を提供しております。