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2021年2月25日

筋トレ

毎日筋トレをしている方やトレーニングを趣味としている方は、一度は聞かれたことがあるだろう。

『何のために鍛えてるの』や

『一体何になりたいの?』といった愚問を。

僕の場合、身体を鍛えることが半分仕事にもなっているし今年SASUKEで活躍するという目標があるので、この質問がきた場合は基本的にはそのように答えているのだが、そういった目標もなく筋トレをしている人はこのような心ない世間の声をどう受け止めているのだろうか。

世間は何故か筋トレに対して冷たい目を向ける。

例えば、趣味でギターを始めましたって人に

『一体何になりたいの?』

と質問する人がいるだろうか。

きっと

『へー凄いじゃん、今度なんか弾いてよ』

と、執拗に持ち上げるだろう。

別に何者かになりたいわけじゃない。

ただ筋トレが好きなだけなのだ。

適度な筋トレは身体に良い。

これは誰もが否定できない周知の事実だ。

しかし世の中の大多数の人間は、たいして目的のない筋トレに対しての風当たりが強い。

それに筋肉をつけたいという方に、軽い運動とともにプロテインを勧めたりなんかした日には

『いやそこまではしなくても』

『私はマッチョになりたいわけではないので』

という始末。

よく考えてみて欲しい。

そこらへんのドラッグストアに売っているようなプロテインを飲んだだけでムキムキになるような人体構造をしているのであれば、格闘家は毎試合毎試合減量であんなに苦しむことはないだろうし、何よりボディビルダーがトレーニング中に亡くなることも絶対にない。

だから安心して欲しい。

プロテインを飲んだだけじゃ何も変わらない。

それを必死に説明しても

『いやプロテインって薬でしょ?』

『え?プロテイン“ヤッて”るの?』

と禁止薬物のような扱いをしてくるのだ。

商品にもよるが、基本的にプロテインから摂取できる栄養分は普段の食品からでも摂取できる。

しかし全てを食品から摂取するのは大変だから、プロテインを使って栄養摂取の補助を行う必要がある。

よってプロテイン=サプリメントなのだ。

先日、運動不足を解消したいという妻に、いかに筋トレとプロテインが身体にとって大切なものなのかを丁寧に説明をしたら

『で、あなたは何になりたいの?』

と一蹴された。

この壁を越えることをが出来たら、僕は何者かになれるかもしれない。