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2025年6月12日

「肩甲骨の動きが悪いと肩こりが治らない理由|博多の整体が解説」

【はじめに】肩こりに悩む方へ ― 鍵は“肩甲骨”にあり

デスクワークやスマホの使用が日常化した現代、肩こりに悩む方は非常に多く、国民の約7割が肩こりを経験しているともいわれています。
その原因の多くが「姿勢の悪さ」「筋肉の緊張」とされていますが、最近注目されているのが“肩甲骨の動き”と肩こりの関係です。

本記事では、医学的根拠に基づいて肩甲骨の構造や役割を解説し、なぜその可動性が肩こりの予防・改善に重要なのかを分かりやすく解説していきます。

【第1章】肩甲骨の構造とその役割

肩甲骨(けんこうこつ)は、背中の上部に左右1つずつ存在する三角形の平たい骨で、医学的には「肩帯(けんたい)」と呼ばれる肩の複雑な構造の一部を成しています。
この骨は鎖骨や上腕骨と連動して肩関節を構成し、多方向への動きを可能にしているのが特徴です。

肩甲骨の主な役割:

  • 腕を上下・前後・回旋させるための支点となる
  • 首・背中・腰の筋肉と連携して姿勢を維持する
  • 僧帽筋・菱形筋・肩甲挙筋など多くの筋肉が付着し、体幹と上肢をつなぐ役割を持つ

つまり、肩甲骨は「腕を動かすための土台」かつ「姿勢を保つための要所」として、全身の動きや疲労の蓄積に深く関与しているのです。

参考資料:理学療法科学会誌 2016

【第2章】肩甲骨の動きが悪くなる原因とは?

肩甲骨は通常、呼吸や腕の動作にあわせて自然と滑らかに動きますが、現代の生活習慣の中ではこの動きが徐々に制限されやすくなっています。
とくに問題となるのが、長時間の座位姿勢や前かがみの状態です。

肩甲骨の可動性を低下させる主な要因:

  • 猫背・巻き肩:肩が前に巻き込み、肩甲骨が外側に開いて固まる
  • デスクワーク中心の生活:長時間同じ姿勢により筋肉が緊張し、肩甲骨の動きが制限される
  • 運動不足:肩甲骨周囲の筋肉(菱形筋・前鋸筋など)が弱化する
  • ストレス:交感神経優位により筋肉が常に緊張状態になる

また、近年ではスマートフォンの多用による「スマホ巻き肩」も問題視されています。
首が前に出て、肩甲骨が外転・下方回旋してしまう姿勢が常態化すると、筋バランスの崩れが起き、肩こりや背部痛を引き起こす原因となります。

こうした生活習慣による肩甲骨の可動性低下が、筋肉疲労や血流不全、神経の圧迫を引き起こし、慢性的な肩こりへとつながっていくのです。

参考文献:理学療法学 38巻2号

【第3章】肩甲骨の可動域制限と肩こりの関係

肩甲骨の動きが制限されると、肩甲骨に付着している多くの筋肉に過剰な負担がかかり、筋肉の疲労や血行不良、神経の圧迫といった状態が生じます。
これが慢性肩こりの原因となるのです。

とくに関係が深い筋肉には以下のようなものがあります:

  • 僧帽筋:肩甲骨の上部・内側に付着し、肩の動きや姿勢維持に関与
  • 肩甲挙筋:首から肩甲骨上角に付着。緊張すると首筋がこりやすくなる
  • 菱形筋:肩甲骨を内側に引き寄せる。弱くなると肩甲骨が開いた姿勢に
  • 前鋸筋:肩甲骨を肋骨に安定させる。機能低下で肩甲骨が浮きやすくなる

これらの筋肉が機能不全に陥ると、肩の可動域が狭くなるだけでなく、肩周囲や背中に常に緊張状態が続くようになります。
その結果、痛みや張り、疲労感を慢性的に感じるようになり、マッサージや湿布では改善しない慢性肩こりへとつながります。

また、肩甲骨の可動域が狭まることで、呼吸が浅くなる・血流が滞る・脳への酸素供給が減少といった間接的な悪影響も指摘されています。
これは肩こりだけでなく、頭痛・倦怠感・集中力の低下にもつながる可能性があるのです。

参考資料:日本理学療法科学学会誌 Vol.26(3), 2013

【第4章】整体で肩甲骨の動きを改善する方法

整体では、肩甲骨の可動性を回復させる施術を通じて、慢性的な肩こりを根本から改善していくことが可能です。
その鍵となるのが、肩甲骨周囲の筋肉バランス・関節の可動性・姿勢全体の調整です。

整体における主なアプローチ:

  • 肩甲骨はがし(モビリゼーション):
     肩甲骨と肋骨の間にアプローチし、癒着した筋膜や硬結をリリースする手技です。
     可動域が広がり、筋肉の緊張が緩和されます。
  • 姿勢矯正・骨盤調整:
     猫背や巻き肩、左右の肩の高さの違いを改善することで、肩甲骨が正しい位置に戻りやすくなります。
  • 呼吸筋へのアプローチ:
     肋間筋や横隔膜周辺への手技により、深い呼吸を促進し、自律神経バランスも整います。
  • 筋膜リリース・ストレッチ:
     菱形筋・僧帽筋・肩甲挙筋など、肩甲骨を動かす筋群の柔軟性を引き出します。

こうしたアプローチにより、血流やリンパの循環が促進され、肩こりだけでなく頭痛や不眠、集中力の低下といった症状にも良い影響をもたらします。

研究によると、肩甲骨周囲の関節可動域と姿勢の改善によって、肩こりの主観的改善率が80%以上に達するという報告もあります。

出典:日本理学療法科学学会誌 Vol.27(4), 2014

【第5章】博多駅南で肩こり・肩甲骨に強い整体院を選ぶコツ

肩こりや肩甲骨まわりの不調を改善したいと考えるとき、施術内容や対応する症状に詳しい整体院を選ぶことが重要です。
とくに博多駅南エリアには整体院が多く、選択肢が豊富な反面、「何を基準に選べばいいのか分からない」と悩む方も多いでしょう。

整体院選びのチェックポイント:

  • 肩甲骨への専門的アプローチがあるか
     →「肩甲骨はがし」や「可動域改善」「猫背矯正」などの施術メニューがある整体院は、肩こり改善の実績が豊富です。
  • 姿勢分析・カウンセリングが丁寧か
     → 初回に姿勢や生活習慣の分析を行い、根本原因を特定するスタンスがある院は信頼性が高いです。
  • 通いやすい立地・営業時間か
     → 博多駅や住吉通り沿いなど、アクセスの良い場所であれば継続しやすく、通院の負担も軽減されます。
  • 口コミやレビューが好意的か
     → 実際の施術体験や症状改善の声が集まっている院は、一定の信頼をおけます。

当院では、肩甲骨の動きに着目した整体を提供しており、慢性的な肩こりや首のハリ、猫背姿勢の改善を得意としています。
博多駅南でお仕事や生活をされている方にとって、予約が取りやすく、アクセスしやすい立地と好評をいただいております。

「その場しのぎではなく、根本から改善したい」
そんな方はぜひ一度、肩甲骨の動きに着目した施術を体感してみてください。

【まとめ】肩甲骨を整えることが、肩こり解消への近道

肩甲骨は、肩こりと密接に関係する“隠れた主役”です。
この可動域が狭くなっている状態では、いくら肩をマッサージしても根本的な改善にはつながりません。

整体では、姿勢の改善・筋肉バランスの正常化・可動域の確保を通して、肩甲骨本来の動きを取り戻すことができます。

「肩こりが慢性化している」「肩甲骨が動かしにくい」「背中全体が重い」――
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、専門的な整体の力を体験してみてください。