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2025年6月15日

【博多駅南】熱中症・夏バテに整体が効く理由|自律神経を整える方法


【はじめに】熱中症は夏の疲れだけが原因じゃない

毎年夏になると話題になる「熱中症」。
気温の上昇に伴って発症リスクが高まり、誰にとっても他人事ではありません。

しかし近年では、単に外気温の問題だけではなく、体内の自律神経の乱れや体調不良が熱中症の発症に関係しているという研究が増えています。
そして、その自律神経の働きを整える選択肢のひとつとして整体が注目されています。

この記事では、熱中症の基本知識から、自律神経の関係性、整体による体調管理の可能性について詳しく解説していきます。

【第1章】熱中症の基礎知識と身体の異常反応

熱中症とは、体温調節機能が破綻し、体内に熱がこもってしまう状態を指します。
体温が上昇し、発汗がうまくいかず、意識障害やけいれんなど深刻な症状を引き起こすこともあります。

熱中症の主な症状:

  • めまい・立ちくらみ
  • 頭痛・吐き気
  • 筋肉のけいれん
  • 異常な発汗または発汗の停止
  • 意識の混濁や判断力の低下

熱中症は炎天下だけでなく、室内や夜間でも起こりうるため、単純な「暑さ対策」だけでは予防が難しいのが現実です。
とくに高齢者や慢性疾患を持つ方は、体温調節機能そのものが弱まっていることが多く、注意が必要です。

この体温調節を司っているのが自律神経です。
次章では、この自律神経と熱中症の深い関係について解説します。

参考:厚生労働省「熱中症予防情報サイト」

【第2章】自律神経の乱れが引き起こす熱中症のリスク

自律神経は、体温調節・発汗・血流のコントロールなど、体内の環境を一定に保つ重要な働きをしています。
この自律神経が乱れることで、体温がこもりやすくなったり、うまく汗をかけなかったりする状態が生まれ、結果的に熱中症のリスクを高めてしまいます。

自律神経の乱れによって起こる影響:

  • 交感神経優位が続き、体が常に緊張状態になりやすい
  • 発汗調整がうまくいかず、体温の放出が遅れる
  • 内臓機能の低下により水分吸収力が弱まる
  • 血圧や脈拍が乱れやすく、脳への血流が低下

とくに現代人は、過度の冷房・ストレス・夜型生活によって、自律神経のバランスを崩しやすくなっています。
その結果、暑さに対する耐性が下がり、体温調節がうまくできずに熱中症に至るケースが増加しています。

実際、総務省消防庁のデータでは、熱中症による搬送者の約40%以上が高齢者であり、これは加齢に伴う自律神経機能の低下とも関連しています。
若年層であっても、疲労やストレスが蓄積した状態では、身体の反応が鈍くなり、熱中症を発症しやすい傾向があります。

自律神経のケアは、見落とされがちな熱中症対策のカギ。
次章では、整体がどのようにこの自律神経の働きを整え、熱中症の予防に寄与するのかを解説します。

参考:日本内科学会雑誌 69巻5号

【第3章】整体でできる熱中症予防と体質改善

整体と聞くと「肩こりや腰痛の改善」というイメージが強いかもしれませんが、自律神経の調整や体質の改善を目的とした施術も行われています。
これは、整体が筋肉・骨格・内臓機能・神経伝達など、身体全体のバランスを整えるアプローチだからです。

整体が熱中症予防に効果的な理由:

  • 背骨・骨盤の調整で自律神経が整う:
     背骨には自律神経の通り道があり、歪みや緊張を解消することで神経伝達がスムーズになります。
  • 血流促進で熱の放出がスムーズに:
     筋肉のコリや関節の制限を解放することで、熱がこもりにくい身体になります。
  • 内臓の働きが整う:
     内臓の反射点への刺激により、消化吸収・排泄がスムーズになり、水分バランスも安定します。
  • ストレス緩和による交感神経の抑制:
     リラックス状態をつくることで、過緊張からくる汗腺機能の乱れを予防します。

とくに夏場は、身体が暑さに適応しようと無理をしている状態です。
整体により身体の「ゆがみ」や「硬さ」を取り除くことで、体温調節の負担を軽減できます。

また、定期的に整体を受けることで、「今年の夏は疲れにくかった」「クーラーにやられなかった」といった声も多く聞かれます。
これはまさに、体内のコンディションが整っている証拠と言えるでしょう。

参考:日本東洋医学雑誌 72巻2号

【第4章】夏にこそ整体を受けるべき理由とは?

暑さが続く夏は、ただでさえ体力や免疫力が低下しやすく、自律神経の働きも不安定になりがちです。
この時期に整体を受けることで、身体の機能を高め、夏バテや熱中症の予防、体質改善につなげることができます。

夏場に整体を受けるメリット:

  • 自律神経の調整:
     冷房による寒暖差や睡眠不足で乱れた神経バランスを整えます。
  • 疲労の蓄積をリセット:
     筋肉の緊張や血流の滞りを解放し、慢性的なだるさや倦怠感を改善。
  • 睡眠の質向上:
     深い呼吸と筋肉の弛緩が促されることで、良質な睡眠がとりやすくなります。
  • 免疫機能の維持:
     腸内環境や内臓の働きが整うことで、夏風邪や胃腸不調を予防します。

夏は、「がんばりすぎた自律神経をいたわる季節」とも言われます。
疲れが取れにくい・眠れない・食欲がわかないと感じるときは、内側からのケアが必要です。

当院では、気温や湿度に合わせた体調管理を重視した施術を行っています。
単なる肩こりや腰痛のケアだけでなく、夏特有の体調不良にも対応しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

参考:Nihon University Medical Journal 89巻4号

【まとめ】熱中症対策のカギは「体の内側」にある

熱中症対策というと、水分補給や帽子、日陰に入るなどの外的な対応に目が向きがちですが、実は体内のコンディションを整えることも非常に重要です。

特に、自律神経の乱れがある状態では、体温調整がうまく働かず、暑さに弱い体質になってしまいます。
そのためには、整体による自律神経ケアや、骨格・筋肉のバランスを整えることが大きな助けになります。

「何となく夏がつらい」「毎年この時期に体調を崩す」
そんな方は、ぜひ整体という選択肢を通して、自分の体と向き合ってみてください。
夏を快適に過ごすための第一歩として、今こそ身体のケアを始めましょう。